galleria!

川を見てゐた手だらうかうつすらと電車の窓にしろき跡あり

2014-03-01から1ヶ月間の記事一覧

装幀 覚え書き(続々)

装幀家について、このようなサイトもあるのですね。 日本図書設計家協会 http://www.tosho-sekkei.gr.jp/index.html 「装丁家作品ページ」で会員である装丁家さんたちの代表作が見られます。が、何より「ビータス」というウェブマガジンをしばし読みふけって…

装幀 覚え書き(続)

そうそう、肝心なことを書き忘れていました。今回の歌集作りを、なぜ青磁社にお願いしたのか。また、なぜ装幀を濱崎実幸さんにお願いしたのか。 青磁社を選んだ理由は2つあります。まず、自分の住んでいるところの近くで本作りをしてみたい、と思ったことが…

装幀 覚え書き

「装幀放談」をテキストにしながら考えたことを記しておきます。 歌集作りを考えている方で、装幀に興味のある方のご参考になれば幸いです。 基本的に、装幀家と著者が連絡をとることはめったにないので、完成までは編集者とやりとりをします。編集者は、著…

『夏鴉』追加

三月書房に第一歌集『夏鴉』を追加納入してきました。『galley』から興味を持ってくださったのか、買ってくださる方が続いているようでうれしいです。ありがとうございます。ネット上の某所で『夏鴉』の中古品にすごい値段がついていますが、ほんとに余計な…

装幀放談(6)最終回

(場所をバーに移して、話題もなんやかんやと移りました。濱崎さんの終電の時刻が近づき……) 澤村:濱崎さん、覚えていますか。私は忘れもしないんですけど、あの歌集のタイトルは濱崎さんのひとことで決めたんですよ。 濱崎:え? なんのこと? 澤村:いっ…

装幀放談(5)

ながらくの休憩、失礼しました。放談再開です。一気に最終回へ。 (4人のテーブルはいい具合にほろ酔いになり……) 澤村:歌集の電子書籍化については、これからどうなっていくのか、興味深いところです。著者にとって、出版する形態の選択肢が増えるのは良…