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川を見てゐた手だらうかうつすらと電車の窓にしろき跡あり

「造本装幀コンクール」レポート①

4日、東京国際ブックフェアへ。小雨が風で吹き付ける不安定な天気。しかし、涼しくて過ごしやすかったです。例年は蒸し暑く、汗だくで会場をめぐることになるのだとか。会場の一画では、第48回造本装幀コンクールの入賞作、出品作が展示されていました。どの本も手にとって見ることができます。

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↑ 展示風景と、右は堂園昌彦さんの歌集『やがて秋茄子へと到る』。

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↑『galley』を手にとるお客さん。思わず「こんにちは。著者です」と声をかけてしまいました。びっくりさせてしまったようです。扉に注目されたとのことだったので「それはパチカという紙でして、熱を加えると・・・」と解説(濱崎さん、永田淳さんからの受け売り)。写真右はパンフレット(500円)。入賞作のページでは、使われている紙の種類が明かされています。それぞれの作品に付けられた審査員の講評も読み応えあり。それとは別に、選考過程の詳細も。辛口コメントあり、一度落選した作品の復活劇あり、と熱い議論が行われたもよう。