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川を見てゐた手だらうかうつすらと電車の窓にしろき跡あり

桑原亮子さん『夏の午後、湾は光り、』

毎日新聞1月27日朝刊「ひと」欄に桑原亮子さんが登場しました。NHKの第35回BKラジオドラマ脚本賞で最優秀賞を受賞されたとのこと! 受賞作『夏の午後、湾は光り、』が 3月21日(土)午後10時~10時50分、NHK-FMのFMシアターで全国放送されます。

桑原さんは塔短歌会の会員で、短歌も魅力的です。

 霜ひかる朴葉拾ひて見渡せば散りしものらへ陽の差す時刻

これは、2011年の歌会始(お題:葉)の入選作。「塔」への投稿歌では2010年の

 血は出口探して巡れるものならず夜の運河と遥か釣り合ふ

が印象深いです。

BKラジオドラマ脚本賞については、前から知っていました。なぜかというと、私の大好きな脚本家、木皿泉が受賞しているから(夫婦で脚本を書いている木皿泉の妻の方、妻鹿年季子さんが受賞)。木皿泉が審査員にもなっていて、今回の選評を読むと、木皿さんが桑原さんの作品を一押ししている! すごいなあ。

桑原さんのドラマ、とても楽しみです。3月21日は私はたぶん仙台でわいわいしているから、録音して聴きます! BKラジオドラマ脚本賞についてはこちら↓

http://www.nhk.or.jp/osaka/event/radiodrama/