galleria!

川を見てゐた手だらうかうつすらと電車の窓にしろき跡あり

短歌

第2回古今伝授の里・現代短歌フォーラム

*しばらくこの記事を一番上におきます。新着記事は二つ下へ。 古今伝授の里フィールドミュージアム(岐阜県郡上市)で企画展「岐阜の前衛短歌運動」が開催中です。その関連行事としてギャラリートークが開かれます。私は第2部でお話しさせていただきます。…

仙台に行こう! 梶原さい子歌集『リアス/椿』を読む会

塔短歌会の梶原さい子さんの最新歌集『リアス/椿』を読む会が行われます。 『リアス/椿』は2014年5月砂子屋書房から刊行されました。『ざらめ』『あふむけ』に続く梶原さんの第3歌集です。東日本大震災を機として「以前」と「以後」の2章からなる一冊。ど…

雪の古今伝授の里

先週末、岐阜県郡上市大和町の「古今伝授の里フィールドミュージアム」にて。 雪です。空は晴れ。今年は例年より多く降ったのだそうです。池には氷も。道中、道沿いの田畑であろう場所が、ひろびろと、こんもりと雪に覆われて真っ白でした。美しかった。 来…

各誌掲載

鳩居堂のはがき、節分仕様です。鬼がかわいい。節分祭が近いですね。 『短歌往来』2月号 特集「オメデトウ 未年生れの歌人」に「鼓動」12首『梧葉』VoL.44 「現代作家新作5首」に「瓶の底」5首角川『短歌』2月号 特集「『言葉』を考える」に文章「すず…

批評会御礼

11日の『galley』批評会にご参加くださいました皆さま、ありがとうございました。歌集にとってたいへん幸せな会となり、パネリストの方々、会場の方々、スタッフに心よりお礼申し上げます。いただいたお花が元気に咲いています。

ぜひ!『galley』批評会へ

澤村斉美歌集『galley』批評会について、まだお席はございます。 2015年の「批評会初め」にいかがでしょうか。1月11日(日)午後1時半から、メルパルク京都です。歌集をお持ちでない方にはお送りします。 山口、宮城、京都、埼玉から4人のパネリス…

『galley』批評会

澤村斉美第二歌集『galley ガレー』批評会のお知らせ このたび、歌集『galley』の批評会を開くことになりました。幅広い世代で読む場を設けられれば幸いです。ぜひご参加ください。 日時:2015年1月11日(日)13時30分~17時(開場13時) 会…

掲載誌など

毎年のことながら、やはり今、こういう気持ちです。 雑然たる日々のすきまに見えきたる光の如く年を迎うる 高安国世 12月31日。まだまだ雑然としていて、光が見えてきません。夜が明けたら窓を磨きたい。夜が明けたら夫の風邪は治っているだろうか(一昨日か…

『塔事典』付録②

『塔事典』付録の冒頭は「塔の京都」という地図です。塔にゆかりのある場所が、地図上に示されており、各項目は事典の本編で詳細が解説されています。京都観光にもってこいです。通常の京都の観光案内ではまずラインアップされないコースになるでしょう。 蛇…

『塔事典』付録①

塔短歌会60周年記念『塔事典』が刊行されました。いろいろと面白い項目があるのですが、それは追々語るとして、巻末の「付録」で、「全国大会一覧」を見るうちに回想モードに。 私は1999年の45周年大会(京都市 ホテルフジタ)から参加していますが、…

しばらく告知:塔短歌会60周年記念現代短歌シンポジウム

*満員御礼。受付は締め切りました。 短歌の夏です。「塔短歌会」の公開シンポジウムにいらっしゃいませんか。高野公彦さんの講演、鷲田清一さん・内田樹さん・永田和宏主宰の鼎談と、豪華なプログラムです。どなたでも参加できます!お申し込みはこちら→htt…

書評と作品評

東郷雄二さんが「橄欖追放」のページにて、『galley』を読んでくださいました。こちら。http://lapin.ic.h.kyoto-u.ac.jp/tanka/tanka/kanran136.html ありがとうございました。 島崎健先生に触れてくださったので、島崎先生と夫の関係について少し。 エレガ…

詩歌の不意打ち

読売新聞1月12日朝刊の長谷川櫂さんのコラム「四季」にて、『galley』から 川を見てゐた手だらうかうつすらと電車の窓にしろき跡あり が掲載されました。結露した窓に誰かが手を添えている写真が付いていました。 ほかの地域は分からないのですが、「四季…

仕事の歌―天道なお

天道なおさんとは私は同世代です。仕事の歌に心打たれました。 ideaはときに熱風 明け方のデッドラインを飛び越えよ、鹿 ほどけゆく飛行機雲になけなしの我のキャリアがかさなりてゆく 水圧に激しく歪む海亀の卵であるのかオフィスの我は 誰がために働くわれ…

仕事の歌―河村盛明

仕事の歌について、最近読んだ歌集から。 輪転機ひびき伝ふる書庫の中此処に来て独りのわが時間 紙乱しまた一日過ぎし机の上手にあたたかく夕光及ぶ 最終版終りしあとの安らぎに柱は青き色に明け初む 日ごと袖を汚して帰る活字文化頽(すた)れゆく時近から…

2014年

あけましておめでとうございます。 雑然たる日々のすきまに見えきたる光の如く年を迎うる 高安国世『光の春』(1984年) 毎年、大みそかも更けてくるとこの歌を思い出します。「年を迎うる」とありますが、年が明けてから、というよりは、あと少しで年が改ま…