galleria!

川を見てゐた手だらうかうつすらと電車の窓にしろき跡あり

第2回古今伝授の里・現代短歌フォーラム

*しばらくこの記事を一番上におきます。新着記事は二つ下へ。 古今伝授の里フィールドミュージアム(岐阜県郡上市)で企画展「岐阜の前衛短歌運動」が開催中です。その関連行事としてギャラリートークが開かれます。私は第2部でお話しさせていただきます。…

仙台に行こう! 梶原さい子歌集『リアス/椿』を読む会

塔短歌会の梶原さい子さんの最新歌集『リアス/椿』を読む会が行われます。 『リアス/椿』は2014年5月砂子屋書房から刊行されました。『ざらめ』『あふむけ』に続く梶原さんの第3歌集です。東日本大震災を機として「以前」と「以後」の2章からなる一冊。ど…

タイトルだけ大賞・続報

<a href="http://www.sinkan.jp/news/index_5478.html" data-mce-href="http://www.sinkan.jp/news/index_5478.html">日本一秀逸な書籍タイトルに…

雪の古今伝授の里

先週末、岐阜県郡上市大和町の「古今伝授の里フィールドミュージアム」にて。 雪です。空は晴れ。今年は例年より多く降ったのだそうです。池には氷も。道中、道沿いの田畑であろう場所が、ひろびろと、こんもりと雪に覆われて真っ白でした。美しかった。 来…

人間にとってスイカとは何か りんせん出町通信

臨川書店のブログ「りんせん出町通信」にて、第7回日本タイトルだけ大賞の『人間にとってスイカとは何か』について、編集者Nがコメントしております。このタイトルに至るまでの紆余曲折も。ご一読ください。 りんせん出町通信~鴨川のほとりから~ http://…

タイトルだけ大賞 人間にとってスイカとは何か

まさかとは思いましたが、「人間にとってスイカとは何か」が第7回日本タイトルだけ大賞を受賞。朗報は、臨川書店編集部と編者の先生方をしばし爆笑の渦に巻き込んだとのことで、おめでとうございます。賞品は特にありません(笑)。 <a href="htt…

タイトルだけ大賞ノミネート作が手ごわい件

さすが、ノミネート作は手ごわいです。下ネタが多いのはちょっとナンですけど。 http://www.sinkan.jp/special/title_only2015/nominate.html 私のおすすめはこちら。 「いい感じの石ころを拾いに」 「もう教祖しかない!」 「だいたい四国八十八ケ所」

桑原亮子さん『夏の午後、湾は光り、』

毎日新聞1月27日朝刊「ひと」欄に桑原亮子さんが登場しました。NHKの第35回BKラジオドラマ脚本賞で最優秀賞を受賞されたとのこと! 受賞作『夏の午後、湾は光り、』が 3月21日(土)午後10時~10時50分、NHK-FMのFMシアターで全国放送され…

日本タイトルだけ大賞

「日本タイトルだけ大賞」なるものがあるらしい。内容の優劣は一切問わず、タイトルの美しさ、面白さで大賞を決めるそうです。(詳しくはウィキペディアでどうぞ) 夫・N之原が臨川書店で担当した書物のタイトルが、これにノミネートされたといいます。その…

各誌掲載

鳩居堂のはがき、節分仕様です。鬼がかわいい。節分祭が近いですね。 『短歌往来』2月号 特集「オメデトウ 未年生れの歌人」に「鼓動」12首『梧葉』VoL.44 「現代作家新作5首」に「瓶の底」5首角川『短歌』2月号 特集「『言葉』を考える」に文章「すず…

批評会御礼

11日の『galley』批評会にご参加くださいました皆さま、ありがとうございました。歌集にとってたいへん幸せな会となり、パネリストの方々、会場の方々、スタッフに心よりお礼申し上げます。いただいたお花が元気に咲いています。

ぜひ!『galley』批評会へ

澤村斉美歌集『galley』批評会について、まだお席はございます。 2015年の「批評会初め」にいかがでしょうか。1月11日(日)午後1時半から、メルパルク京都です。歌集をお持ちでない方にはお送りします。 山口、宮城、京都、埼玉から4人のパネリス…

『galley』批評会

澤村斉美第二歌集『galley ガレー』批評会のお知らせ このたび、歌集『galley』の批評会を開くことになりました。幅広い世代で読む場を設けられれば幸いです。ぜひご参加ください。 日時:2015年1月11日(日)13時30分~17時(開場13時) 会…

2015年、雪

あけましておめでとうございます 31日から1日にかけては、さる場所で「歓喜の歌」を大合唱していました。夢中で歌っているうちに日付がかわっていました。一汗かいて、2時間かけて京都に戻り一眠り。昼前に起きて、こちら1月1日午後3時半ごろの下鴨神社です…

掲載誌など

毎年のことながら、やはり今、こういう気持ちです。 雑然たる日々のすきまに見えきたる光の如く年を迎うる 高安国世 12月31日。まだまだ雑然としていて、光が見えてきません。夜が明けたら窓を磨きたい。夜が明けたら夫の風邪は治っているだろうか(一昨日か…

「塔」10月号 「歌壇」11月号 圧力の話など

「塔」10月号 評論「山川登美子 歌の転機」 「歌壇」11月号 作品12首「地球防衛家」 を書きました。読んでいただけましたら幸いです。「塔」は十代・二十代歌人特集、「歌壇」は「特集 圧力の時代、昭和十年代の歌を読む」が圧巻。「歌壇」の特集はタ…

ノーベル文学賞発表の日

1週間ぐらい前の、ノーベル文学賞発表の日のこと。ちょっと楽しかったので記します。夕方、関西テレビの夕方のニュース番組を見ていたら、学生時代に一緒に歌会をしていた生駒さんが書店でインタビューを受けているところが映りました。「お~!」と目が覚…

川口真理句集『双眸』

2週間ほど前になりますが、9月29日の毎日新聞朝刊で、坪内稔典さんの連載「季語刻々」にこの句。 遠来の目をしてゐたり秋桜 川口真理 同じ朝刊の歌俳欄、櫂未知子さんの「俳句月評」でやはり、 サルビアや古き英語のうつくしき 川口真理 港より昏きショ…

りんせん出町通信〜鴨川のほとりから〜

日が沈むのが早くなりました。職場の窓から午後6時ごろ。この5分ほど前には水平に伸びた雲の層がいくつも連なり、夕雲の棚田のようでした。こんな風景を見ながら、仕事が始まっていきます。 さて、家族の宣伝で恐縮ですが、京都で本作りをしていますN之原…

装丁+展

大阪・長堀橋のペーパーボイス大阪(平和紙業株式会社に併設)で開催中の「装丁+プラス展 本に寄り添う 書皮と栞、装画たち」。28日午後2時までです。皆さま、ぜひ! オリジナル書皮(ブックカバー。20種類以上あって好きなデザインを選べる)や、栞のおみ…

「短歌研究」9月号短歌時評「不謹慎の文学」

「塔」の全国大会終わる。いろんな人の話を聴き、また、話しました。帰ってから「あ、あの人と話していなかった」と何人も思いつくのは、惜しいことだけど、うれしいことでもあります。 発売中の「短歌研究」9月号に、短歌時評「不謹慎の文学」を書きました…

寒蟬と送り火

家で使っている二十四節気の暦。猛暑や台風、断続的な豪雨、と天候は不安定ですが、暦のとおり、13日に今夏初のひぐらしを聞きました。異常気象というけれど、二十四節気はわりと当たっていることがあります。それとも、暦を見て、自分の中の季節の感覚が暦…

三谷幸喜の文楽「其礼成心中」

京都劇場で公演中の文楽「其礼成心中(それなりしんじゅう)」(作・演出 三谷幸喜)が本日楽日。私は先日見てきました。職場の人に勧められて文楽を見始めましたが、オーソドックスなものをいくつも見ないうちに、三谷幸喜による新作文楽(2012年初演)を鑑…

『塔事典』付録②

『塔事典』付録の冒頭は「塔の京都」という地図です。塔にゆかりのある場所が、地図上に示されており、各項目は事典の本編で詳細が解説されています。京都観光にもってこいです。通常の京都の観光案内ではまずラインアップされないコースになるでしょう。 蛇…

『塔事典』付録①

塔短歌会60周年記念『塔事典』が刊行されました。いろいろと面白い項目があるのですが、それは追々語るとして、巻末の「付録」で、「全国大会一覧」を見るうちに回想モードに。 私は1999年の45周年大会(京都市 ホテルフジタ)から参加していますが、…

「短歌研究」8月号

「短歌研究」8月号、発売中です。 短歌研究 2014年 08月号 [雑誌] 作者: 短歌研究社 出版社/メーカー: 短歌研究社 発売日: 2014/07/22 メディア: 雑誌 この商品を含むブログを見る 短歌時評「非力な歌を読みたい」を書いております。 先月大阪で行われた「…

しばらく告知:塔短歌会60周年記念現代短歌シンポジウム

*満員御礼。受付は締め切りました。 短歌の夏です。「塔短歌会」の公開シンポジウムにいらっしゃいませんか。高野公彦さんの講演、鷲田清一さん・内田樹さん・永田和宏主宰の鼎談と、豪華なプログラムです。どなたでも参加できます!お申し込みはこちら→htt…

「造本装幀コンクール」レポート④

「コデックス装」という言葉を知りました。糸で綴じられている背がむきだしで、背表紙をつけない装丁です。半田也寸志写真集『IRON STILLS アメリカ、鉄の遺構』(出版社:ADP、装幀者:葛西薫・増田豊、印刷・製本:山田写真製版所)のコデッ…

「造本装幀コンクール」レポート③

第48回造本装幀コンクールの審査員(三賞選考)は、次の5名の方々でした。 柏木博氏(武蔵野美術大学教授)、浜田桂子氏(絵本作家)、ミルキィ・イソベ氏(装幀家・デザイナー)、緒方修一氏(装幀家・デザイナー)、中江有里氏(読者代表、女優・脚本家…

「造本装幀コンクール」レポート②

夕刻から、表彰式に出席。濱崎実幸さんとここで合流。式では、入賞作品の出版社、装丁者、印刷会社、製本会社の名前が呼ばれ、代表者1名が壇上に出て、賞状とトロフィーを受け取ります。『galley』は青磁社代表の永田淳さんが壇上へ。席に戻られてから、私…